語りたいこと好きなだけ

歌劇(ヅカ.OSK)オタでジャニオタでアニオタの独り言。スタジオライフ、2.5次元も嗜みます。主観で好きなことを好きなだけ書いてます。

【観劇】鳳凰祭四月大歌舞伎 昼の部 新陰陽師【歌舞伎】

大富豪同心の主役をやっている中村隼人くんにどハマりして早幾年。

年始の浅草歌舞伎に引き続いて、歌舞伎座にチャレンジ!したい!と思っていたら、思いの外早くチャンスが訪れてしまった!

隼人くんはじめ、若手が勢揃いでやる「新 陰陽師」とな!隼人くんが陰陽師安倍晴明!お友達の源博雅市川染五郎くん。

中村壱太郎さんや、巳之助さん、尾上右近さん、そしてベテラン勢に猿之助さん!

陰陽師なら分かりやすそう!ということで早速チケットからチャレンジ、いやー歌舞伎は席を見てチケット買えるの、いいですねえ。

とはいえ、高い席は見やすいところが売れていたのとあんまりにも高いので3階席を購入。

歌舞伎座は横に広いけど、舞台と客席の距離という感じだと、二階席も三階席もそんなに距離を感じないんですよね。

流石に花道をずっと進まれちゃうと何も見えませんが、花道の根っこ?なんていうのかな、本舞台との境目のところに立ってる分には全然見える。

舞台全体もしっかり見られるので、3階もいいね、の気持ち。

 

さて新・陰陽師

都で役職?についてた平将門が虐げられる民を可哀想に思って故郷に戻って加勢するんだけど、だんだん調子に乗っちゃって、調停には向かうようになっちゃったから、どうにかしてこい!と言われて倒しにいくんだけど、やっぱりそこはただものじゃなくて、平将門の首が飛んでっちゃうとか、腕だけですごい力があるだとか、そういう日本人が大好きな話をとってもエンタメにした感じ。

私は歌舞伎の知識が浅いので全然わからなかったけど、随所に「古典歌舞伎のお約束」が紛れ込んでいて「ああ、これは⚪︎⚪︎のあの場面だ」ってわかるようになってたらしいです、過去に歌舞伎女子だった母親曰く。

でもすごく盛りだくさんで、派手な殺陣もあるし、盆もぐるっと回ったり、三味線を弾きながら朗々と歌ってくれるところもあったり、みっちりとつまってる感じでした。

個人的なお気に入りは、ガマの妖術で現れたカエルくん。のっしのっしと歩いてきて、ぺたっと抱きついたかと思えばやられてうわーってなったりして、動きが毎度可愛かった。

そのカエルに立ち向かう、晴明が召喚した狐たちも可愛くて大活躍、結構たくさん出てくるからびっくりしちゃったけど、子役さんだったのね。舞台見た時はわからなかったけど、配信で見たら体が小さいから「あ、子役!」て気づきました。

あと飛び六方というやる?壱太郎さんもやってて、女方の人もやるんだ!てびっくりしたけど、迫力!あれは一階席後方の花道後ろで見てたらきっとすごいだろうなあー。

あと、山に出るムカデを退治しにいくぞー!って時に出てきた大ムカデのみなさんもすごかった。ムカデが飛んだり跳ねたりしてた、すごい。

 

あと蘆屋道満さんが安倍晴明を「あのイケすかねえ色男」とかいうと「陰陽師の先輩だからって、パワハラはいけませんぞ」とか言われたり、一幕出番のない隼人くんが「遅い登場だけど、これは猿之助兄さんが書いた脚本のせいだよ」とか言ったり、役者さんが92歳の方がいるけど、それをわざといじったりして、時々笑かせにくるシーンが入ってたのが意外でした。もっと全部真面目一徹なのかと思ってた。

 

そしてラスト、宙乗り!どんな感じかな?て思ったら「今から宙乗りします!」ってまさかの宣言笑

そのあとちょっと芝居に戻って晴明がなんで人のために力を使っていいことしないの!って言ったら「そんなのつまらんじゃん!」って蘆屋道満が高笑いながら3階後ろへ飛んでいくという・・・笑

バイキンマンのバイバイキンですね!て感じでした、面白い。

 

なんやかんやすっごくスペクタクルで面白かった!話の内容も分かりやすかったし初めての歌舞伎座体験、大満足です。

隼人くんはめっちゃかっこいいしね、写真買ってしまった、はっはっは!

次に歌舞伎座に行くのはいつかな?近いうちに隼人くんの演目が来ること祈ってます!幕見席も復活したし、気軽に行けるようになるといいなー。