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歌劇(ヅカ.OSK)オタでジャニオタでアニオタの独り言。スタジオライフ、2.5次元も嗜みます。主観で好きなことを好きなだけ書いてます。

【新テニミュ】ミュージカル新テニスの王子様 The third stage【サーステ】

見てきました!

東京一回、大阪二回!正直、押しの試合がカットされることが出演キャストが出た段階で既に決定していたので、直前までモチベ上がらず、でも数回テニミュを見ている経験上「海外勢に落ちる可能性もゼロではない」と気を強く持って観劇に挑みました。

 

まず、大前提として新テニミュの曲がめっちゃ好きです。

1公演しか見ていないのに、終演後に口ずさめちゃう、即お持ち帰り可能なキャッチーな旋律、ストレートでありながら、キャラクターらしさも損なわない、ストーリー展開に沿ったテニプリっぽさに溢れる歌詞。

で、初見幕開きで一瞬戸惑ったんです、あれー今までのキャッチーさなくない?ていう。でも、各国代表がみんなで「I Can Feel the World〜」って歌い始めたところで、あ!これは!!海外ミュージカルの系譜!ってなってしまって、そこから脳内が切り替わったので、すっごく腑に落ちました。なんていうか、海外ミュージカルの歌っぽいんです、今回の曲たち。旋律が広がっていくところか、結構ちゃんと歌で説明するというか、喋るところ。もちろん私の主観で勝手に感じているだけなので、お造りになった本人はそんなつもり毛頭ないかもしれません。でもそこから世界へ広がっていく新テニの世界と、出演者も国際色豊かになった新テニミュがクロスしている感じがすると勝手に思って胸熱でした。

かと思えばですよ、後半試合なかの曲とかで、まさにテニプリっぽいエンタメ歌詞で殴ってくるから油断も隙もない!なんだよ「身分が高いだけじゃなくテニスの意識も高い」って!じわじわきちゃった、好き。

 

そんなわけで各メンバーやら試合やらをつまみ食いな感じで。

幕開きはガシマが船で移動するシチュエーションで、状況説明シーン、からのプロローグ!て感じ。ガシマ器用だなあ、楽しそうだった。各々が出たり入ったりする演出もちょっと海外ミュぽいよね。

アメリカ代表がリョーマくんと合流するところからやるけど、アメリカ代表の曲はゆるっとしてるけど軽快で心地よくて、気がつくと頭の中で流れてる。

三人のキャラクターもしっかりしてて、めっちゃ安定感。だからこそ、時々試合を見ている(原作でも実際見ているけど)っていう立場で解説っぽくセリフがあっても違和感ない。あとロッキー・メレディス役のかためっちゃカッコよくないすか?ボーイズさんだと思うけど、なんかめっちゃダンス上手いし、本役でお願いしますくらいの勢いで気に入ってしまった、ブロマイドないの?←

で、最初はプレドイツ戦、正直やるんだ…てなったけど、まあ美味しい試合なんですよね、みんなが成長する試合でもある。とはいえ、仏戦まではすっごくダイジェスト。だったらギリシャ戦も全部やってくれよ…とは言わない(言ってる)。

ビスマルクジークフリートvs不二・デューク戦は、デュークとお頭の過去の話とか、不二くんの「生まれ変わる」があるので結構盛りだくさん。

あとジークフリートは悪ガキ感が強くていい。やんちゃboyなんだけど、私が見た大阪カテコで「俺の好きなもの聞いてください」ってコール要求して客席に好きなものはー?って聞かせた挙句「クマの形したグミと、ここにいるお前ら全員だ」って返してきたからなかなかいい根性しているぜ!というか、手塚にもQPにも噛みついてたあの悪ガキが、クマの形のグミが好き…だと…?!可愛いじゃねーの!最高だわ、その一言と、客降りの時にはにかむ笑顔を披露してくれたことで、まさかのジークフリートくんの株が私の中で爆上がりで、可愛いね〜!!!

ビスマルク先輩は顔の良さと身長の高さと、ソツなく全てをやり切るところがまじでビスマルク!て感じだったので、えっこれ次のドイツ戦めっちゃ楽しみでは?てなった。先輩もカテコの時ニコニコお手振りしてて可愛い、大阪は1階だし2列目でファンサ浴びれたので最高でした。

二戦目は手塚QPvs跡部入江なんですが、正直この試合、原作でほとんど内容が描かれていないので、どうするのかな?と思ったらQPって何者やねんの歌を混ぜて見事なミュージカルシーンにしてた。なるほど。この試合は、跡部様が自分の足りないものに気づくために必要な試合です、そうなんです。入江くんがすっごく跡部様の理解者を自称してたのが笑っちゃったけど、そのあとお頭に「わざと負けたか」って聞かれた時に断じて違いますわの表情とか声色がすっごく好きです。その後の入江のことを知ってるだけに、そことリンクした。

三戦目がボルク・フランケンvs徳川幸村。ここもかなり濃い試合展開で盛りだくさん。

徳川先輩は幸村くんをブラックホールで守ると、五感は奪われるし、そこから立ち直るし、ちょっと忙しいんだけど、しっかりまとめてきてた、でもやっぱり忙しい!もっとゆっくりでもいい!幸村くん、硬質さがありつつも浮世離れ感があって、すごく幸村くんだなーって見てた。カズヤはマッチ棒だけど、1階で見たら本当に顔小さくて整っててすごいな…て感じでした。ちょっと愉快な人だけど。

それが終わるとガシマ合流で、ギリシャ戦→オーストラリア戦→スイス戦、だけどこれはもうすごいダイジェスト。ギリシャは後々の白石の布石のためにやった、て感じだけど、種ヶ島さんはさすが、試合展開も含めてしっかり見せてくれる。でもだったら私は遠野切原の物騒ダブルス見たかったなー、あれかな、舞台だとPG指定になっちゃうからダメなのかな、流血がな。

私は阿久津・アマデウス戦がかなり好きなんですが、お頭がすごく阿久津のことを気に入ってる感じがしてそこもよかったです。阿久津が崩れ落ちるところをサッと支えるお頭がカッコ良すぎて至近距離でそれを見てしまってほんと堪らなかったです。でも一番好きなアマデウスのセリフなかった!お前はいいテニスプレイヤーになるって阿久津に言ってくれよ!

で、リョーマくんが日本チームの奮闘をみてモヤって、ラルフに迷いがあるねって見抜かれて、日本に戻る!て決めるとこまでが一幕。いや、詰め込みすぎだって!プレドイツだけで結構お腹いっぱいなのに!

そういうわけで、二幕は全編フランス戦。それはわかる、濃いから半端な時間ではできないの、すごくわかる。馬上テニスしなきゃいけないし。

そしてフランスチームがすごく個性豊かに仕上がっててよかったです、そりゃみんなフランスに夢中になるわ。

ランウェイソングがすごかったし、その瞬間客席がキャー!!!てなるからすごい盛り上がる、温度が上がる。それに対抗心のお頭が渾身の「君島ぁぁぁぁぁぁ!!!」て叫んで始まるキミ様のオンステージも最高。今回客席降りでも、カテコの挨拶でもキミ様の投げキッスやら愛してますよをもらってしまって心はもうキミ様のものになってしまったんで(え)。

あと個人的にはパリコレ・トリスタンvs白石・君島戦で、ちゃんと「パートナーの遠野くん」の話が出てくれたので安心しました。キミ様が左膝をそっと押さえる仕草もしていて、7&8ダブルス溺愛の私は心の中でガッツポーズ。遠野くん、見てる?!

そしてエドガー・ジョナタンvs柳・毛利。

あなたを絶対許さないギスコンビだけど、それ一瞬ですぐ和解するし、柳は結構早めに寿三郎に「はい!」て返事するようになっちゃうからつまらない、とは言わない。これはこれで。月光さんがいない寿三郎は雄みがあってなかなか新鮮だし、柳を前にしてちょっと先輩っぽさも見えて、G10の末っ子毛利寿三郎が大きくなった…って嬉しくなります。

あとエドガーがね、歌がすごい!絶品!これはいいものを見た!芸術的!ブラーヴォ!て叫びたくなるやつでした。曲調もスタイリッシュでカッコよくて、ジョナタンが入るところはちょっと可愛くて、その対比がまるまる二人みたいで最高。

で、続いてはセリシールに一目惚れしたプランス王子とリョーマくんの場外馬上テニス。馬が歌舞伎の手法の馬でした、馬の足のお二人がとっても楽しそうでなにより。

プランスvsリョーマは試合もあるけど、プランス王子がかなり上手で、存在としてプランスまんまで、歌もしっかり聞かせてくれるので思わず試合に見入っていまう。結果すごくいい試合だったーわーい!ってなります。テニミュっぽい!

で、なんか終わった気になっちゃうけど、オジュワールvs真田戦。

これはオジュワールが大健闘で、間も上手だし、試合を動かしていけるパワーが役者にあるので、仏戦最後の試合としてめっちゃ楽しかったです。いやでも正直、楽しめたのは大阪からで、初回はそれまでが濃すぎてお腹いっぱいだったので、この試合ちょっとところどころ記憶が危うい…んだけども。

で、次はいよいよドイツとだぜ!てお頭がみんなに言う時「試合に出るものも、応援するものも」って言った時、お頭、客席を舐めるように見つめてくれて、その瞬間、あ!お頭!私たちも仲間と思っていただけているんですか!お頭ぁぁぁ!てめっちゃ嬉しくなっちゃって、目頭が熱くなりました、ううっ。

フィナーレ・カテコ・客席おりは割と満遍なく楽しめたと思いますが、一回パリコレが超至近距離まで来て、やっぱり顔が最高だったのは記録に残します。

あと白石がプランス王子にハート作ろ、てしたら無礼者!て払われてたのも最高でしたね。カテコは毎回目が足りない、どうすればいいんだろう。

 

満足感が高いのはまあもちろんで、いいんですが、苦言としてはやっぱり一幕の詰め込み具合。

あと個人的には、日本語が母語じゃない人がセリフを言う時にどうしても流暢にならないのが気になってしまうかな、という。

もちろん凄い努力の結果でセリフ言っていると思うんですが、やっぱりリズムとかが狂ってしまうことは事実だし、そこから発せられるイメージがキャラクターとしてokかと言われるとはて?と首傾げてしまうことも多いんですね。

だからもういっそ、海外ミュみたいに、電光掲示板の字幕出して、海外勢はその国の言葉でセリフ言えばいいのでは?と言う相当乱暴な思いつきをしてました。

ご挨拶時だけじゃなくて、各国の言語でテニミュ浴びたい…。いつかそんな日が来たらいいな、ドイツ語も仏語もめちゃめちゃかっこいい響きだし、絶対いいと思うんだよな…。

 

で、今回凱旋は立川なので行かない決断をしております!あとはDVDを待つか、配信買うかはわかりませんが、一旦サーステ関連に触れるのはおしまい!ランブロ楽しみですね!