語りたいこと好きなだけ

歌劇(ヅカ.OSK)オタでジャニオタでアニオタの独り言。スタジオライフ、2.5次元も嗜みます。主観で好きなことを好きなだけ書いてます。

【観劇】劇団ドラマティカ 西遊記 悠久奇譚【2.5次元】

今更すぎますが、記憶の記録として、劇団ドラマティカのことを綴っておきます。

 

さて、劇団ドラマティカとは?と言うのを説明すると、アプリゲームのあんさんぶるスターズ!!通称あんスタ、というアイドル育成ゲームがありまして、その中にアイドルの所属する「劇団ドラマティカ」というのがあるんです。それが公演を打ったぞ!!という設定の舞台。

 

と、いうわけで聡い方は「お?」となったかと思いますが、そうなんです。

いわゆる入れ子構造と言いますか、役者さんがまず、あんスタのキャラクターを演じています。その上で、そのキャラクターが芝居の役を演じている状態です。

劇中劇ともちょっと違うんですよね、これが。

なので、どうなるのかな、と思ったらカーテンコールの時のご挨拶もキャラクターのままでした。

これ、すっごく心地良かったんです。

 

正直2.5次元作品って、作品やキャラクターが好きっていう人と、役者が好きっていう人と、まあ大きく分けると2つの属性客がいるかな、と思うんですが、キャラクターが好きな場合ってどうしても生身の役者を感じてしまうとキャラクターとして感じられなくなる、みたいな瞬間があったりするんですよね。

私自身もめちゃくちゃ拘ってるつもりはないのですが、やはりゲーム上で最推しのキャラでもビジュアル声仕草姿勢、どれかが自分の中で許せない役者さんがやってると本当に無理・・・ってなっちゃうタチなのです。

特にカーテンコールで役者の素が出るのがあまり私は好きじゃなくて、そのカッコしてるなら!最後まで貫いてくれえええ!って思ってたので、今回それが貫かれてて、めっちゃ心地よかったです。

 

話の内容は、如何せんあともう一歩踏み込んでほしいみもあったけど、そこは考察大好きオタクに任せる!という感じだったのでしょうか。

さらっとストーリー紹介すると、今回は「西遊記」のまんま、三蔵法師が天竺への旅の途中、悟空、八戒沙悟浄と旅をする、でも今回はそれに玉龍という見慣れぬ名前。

ここが悠久奇譚という謂れなんですが、キャラクターの特性ともあってて、玉龍は実は牛魔王で、最後の立ち塞がる敵となる存在なんですが、ダークホースとして大活躍でした。

もう千秋楽も終わっているしネタバレいいだろってことで書きますが、実は三蔵法師永遠ループしていて、何度も天竺へ旅している、毎回結末は違うけどその度に最初に戻ってやり直し。悟空たちにはその記憶がない、三蔵法師だけが以前の旅の記憶を全て背負っている、という状態。

どうすればこのループから逃れられる?という中で、またループが始まって・・・でも、悟空は覚えている、だからこの次の旅路は前と違うかもしれない、というような希望があるところで幕、というストーリーです。

ちなみに三蔵法師役の日々樹渉くんが私の推しキャラなのですが、弥くんは劇団主催であり、脚本や演出も手がけているので、もちろんこのドラマティ下の企画立案から全て関わっているはず、と考えると、思いのほか弥くんにしては詰めが甘い作品だったのでは??と思ったりもします。

もちろん、演劇作品としては回っていく物語っていうのが王道だし、そこに何を生み出すかっていうのは役者の本懐で面白いところだと思うんですけど、如何せんそこで渉くんが伝えたかったことはなんだ?というのが見えづらく、ちょっと残念でした。

話とクオリティは高かったので、いつものオンステージより見応えがあってよかったです。

 

次は夏、月永くんと鳴上くんが出てくれるみたい。渉はどんな作品を当ててくるのか、楽しみです。