【布教】スタジオライフって面白いよ【覚書】
何度かこちらのブログでも観劇感想を載せております、スタジオライフ。
一応正式名称はStudio LIFEなのかな。でもライフって呼んでるし、演者もライフライフって言ってる気がします。
公式サイトはスタジオライフ - スタジオライフとは?
(どこかの某歌劇団よりずっと見やすいページですね。。。)
で、スタジオライフって何?と言われたときに、一番最初に私が伝えているのは「男性だけの劇団」とうことです。
逆タカラヅカと言われることも多いのですが、別に派手な化粧はしないし、大舞台で羽も背負わないです。
ただ、オールメールキャストで、女性役もすべて男性が演じております。
シェイクスピアの時代の演劇に近いですかね、なので劇団員さんは入団したらお稽古用のスカートを買いに行くっていう話を聞いたことあります笑
あ、ちなみに男性役女性役は固定ではなくて、今まで見てきた中でも完全に女性だけ男性だけって人はほぼいないのでは…?
そういう意味では前回は可愛い少女役だった役者さんが次の芝居ではやくざのにーちゃんとか普通にあるのでめちゃめちゃ楽しいですよ!
作品傾向としては・・・重厚で耽美が基本かな、と個人的に感じます。
代表作がトーマの心臓って語られることが多いのですが、この舞台化の縁で劇団主宰の倉田さんが萩尾望都さんと仲良しのようで、毎回公演時にはお花が届いてます。
割とドイツ圏の作品をよくやること、子供ないし少年が出てくる話をやることが多いです。
オリジナル脚本はあまりなくて、ウエストエンドあたりのストレート脚本や戯曲をもってきて本邦初演したりすることが多かったりします。
劇団主宰の倉田女史はイギリス演劇の勉強をしていたようで、昔はイギリスのワークショップに劇団員連れていったりとかもあったみたい。
だから割と芝居は硬派です。耽美をやりつつも変なリアリティと空虚が混じる独特の世界観。
ちなみに役者はみんなイケメンです!(殴
倉田さんの好みで選んでいるに違いないという感じで、イケオジから少年少女をやると最高にお似合いのぴちぴち青年まで、皆お顔が整っている。
ジャニーズみたいなキラキラ感とは違うのですが、皆正統派の硬質なイケメンです。
みんな背も高いので、舞台映えしますし、倉田さんの信条なのか、姿勢がすごくいいのでとにかく衣装映えします。
あとみんな、口跡がきれいで、セリフがハッキリ聞き取れるし、芝居をきちんとしてくれるので、重厚な台本の時はとくに「濃い芝居を観た!」という満足感がすごい。
大昔はナニソレ珍百景みたいな台本もあったけど、最近は「?!」みたいな事は少なくなってきていて良いと思います。
ちなみに、フルーツバスケットを初めて舞台化したのスタジオライフなのでね。
フジテレビの力があったとはいえ、あの頃はお金あったな…苦笑
そして、スタジオライフ出身の役者さんで有名なとこでいえば、三上俊くん、荒木健太郎くん、林祐輔さん、松村泰一郎くんあたりしょうか。三上くん荒木くん松村くんは2.5の舞台でも活躍してて、ぴよぴよ2.5次元俳優の脇を固めて舞台の質をあげてくれてるなーと感じることがままあります。
あ、ちなみに客演は全然オッケーなので、本公演に出ないで2.5ばっかり出て、挙句退団していった松村泰一郎くんみたいな子もおります(言い方)。
在籍だけしてる!みたいな状態の人もたくさんいるし、みんなが出たいときに出てくれてるみたいな感じがライフのゆるっといいとこですね。
わたしはもう十数年ひとりのライフ役者を追っかけている…のですが…ほんとーにごくたまに、イベントとかにきてくれるので…そういう時はかかさずに行くようにしてます…語らせたら止まらないのでこの話はまた今度…そんなスタジオライフさん、!
今月末から紀伊國屋ホールにて、来月頭頃は大阪の近鉄アート館にて、「死の泉」の公演ありますよ!!!ぜひ!!!みてみて!!、!