語りたいこと好きなだけ

歌劇(ヅカ.OSK)オタでジャニオタでアニオタの独り言。スタジオライフ、2.5次元も嗜みます。主観で好きなことを好きなだけ書いてます。

【ヅカ】巣ごもり観劇のはなし【円盤鑑賞会】

お元気でいらっしゃいますでしょうか、三回目です。

さて、今回は巣ごもりで見た作品で良くも悪くもコレはwとなった作品について語ろうと思います。

 

よく宝塚の作品で駄作とトンチキってあるんですが、これ、似て非なるモノだと今回改めて思いました・・・うーむ。

見たのは、まあ、「蘭陵王」なんですけどね!!!

あきらがナイスおネエだったとの声もあり、見た友人が「観劇中笑いをこらえるのが大変だった」と言っていたらから、きっと邪馬台国ばりのトンチキだなと思ってワクワクしながら見たんですが・・・ただの、駄作!!!!!←

キムシンにしては説明が乏しいというか、ブレにブレた作品だったな・・・と思ってしまう。

題材はいいんだけど、そこに乗せるテーマは何なのか・・・。

蘭陵王が主人公のゲームだったら自分で選択肢を選んでいくから楽しいのかもしれないけど、いかんせん蘭陵王くんの幼少期の環境に端を発したのか、成長してもなんだか中身が空虚で、何をしたいのか、何を考えているのかがわからず、そこがミステリアスで素敵とも言い難く・・・。

周囲の人物にしても、くり寿ちゃんはかろうじてどういう女性なのかわかったようなものの、彼女が蘭陵王とひかれあっていくのがイマイチなぜかわからない。

あきらは本当にこれ、賑やかし以上の役割あった?という、あきらにやらせる必要あるか?な感じでしたね・・・。

いろんな紙面であきらが「あの役は本当に苦労した」というからどんな難役かと思ったんですが・・・その「苦労」って、芝居の中でどういればいいのか、この空虚な役をいかにストーリーの中で自然に、浮かずに演じるか、どこで自分の中で落としどころを見つけるか、という苦労な気がして、これってあきらが頑張ったところで脚本演出のせいで殺されてるのでは?と疑念。

個人的には権力に興味がない、戦いよりも美しいものは好き、身目麗しい同性の恋人がいる、なんていうなかなかに革新的な設定を背負っている、のに・・・使い切れてない!!!もったいない!!!!

恋人のほってぃも、途中まで何を考えているのかがわからない、あきらと一緒に幸せに暮らしたいなら、蘭陵王を毒殺する必要なんてなかったのでは?

あと、死ぬ間際に「なによォ!」と突然オネエ言葉になったのも、なんだか醜悪なステレオタイプを見せつけられている気がして頭痛がしたんですよね・・・いいじゃん、別にオネエ言葉しゃべらさなくても。そうじゃなくとも、ずっとあきらと一緒にいるその姿を見れば、この人はゲイもしくはバイだな、恋人同士なんだな、とわかるじゃないですか。オネエ言葉をしゃべらせないとその人のセクシャリティがわからないなんて、そういう時代ではないのですよ。そのほってぃも、それまでの過程の中でさびしんぼのあきらより先に死ななければならない可能性のあるような凶行に臨むタイプか?と言われる、それはなんか違う気が。。。

ツメが甘いような気がします、この話全体。

 

蘭陵王という題材は魅力的だし、中国の歴史ロマンとしてかなりいい路線だったとは思います。セットも衣装も音楽も、こだわったんだろうなー!というのは見て取れたんですが、いかんせん演出家の欲望がまとまってなくて、イマイチ心に響いてこないのが残念ですね。

トンチキというよりも、駄作!と言わざるを得ないのが残念すぎます。しかも主演のかちゃは・・・やっと単独主演なのに・・・やりどころが!!!なさすぎ!!!巧い人をそろえてやった公演なのに、もー、ほんと、もったいないが過ぎる!!!

 

とまあ、巣ごもり鑑賞会一発目はそんなこんなで総員ツッコミまくりで笑ったんですが・・・本当にこれが外部の箱で一演目って思うともったいないな・・・めちゃめちゃ余ってたって聞くけど、そりゃこの作品じゃあしょうがねえ!と演者を気の毒に思っちゃいました。もっと豊かな作品が見たかったんじゃないかな・・・。

 

ちなみにこれを見た後は、素敵なショー作品で口直し。

BG見ました。やっぱり花組のショーはいいなー。

【スタジオライフ】巣ごもり観劇のススメ PART2【円盤鑑賞会】

皆様、お元気でいらっしゃいますでしょうか!(二回目)

今回は、前回OSKの巣ごもり観劇のススメを書いたので、スタジオライフの巣ごもり観劇のススメをいくつか・・・と思っております。

ちなみにスタジオライフ、結構うまい具合にDVD作ってくれていまして。

大抵はライフの公演はダブルないしトリプルキャストでの上演が基本、なのですが、大抵そのどちらも映像化してくれます。

著作権があるもの等以外は極力DVDにしてくれるのでありがたいです。

公式通販や、なぜかブックオフとか中古店系で結構手に入ったりしますので、その中でのおすすめをちらほら書いてみます、興味があればぜひ!

 

なんて書いてたら!!!公式通販が!!!セールをやっております!!!ぜひ!ぜひどうぞ!!!→http://www.studio-life.com/



・DRACURA/ヴァンパイアレジェンド(2006年上演)

こちらは実は公式通販ではもう販売していないのですが・・・ヴァンパイアもの大好きな私のベスト3に入る作品です。

ヴァンパイアレジェンドは実際に劇場で見て、とてつもない衝撃を受けた作品です。

ガラスの仮面姫川亜弓さんが、乙部のりえさんと直接対決した「カーミラ」という吸血鬼作品があるのですが、これが女性同士の恋愛を取り扱ったということでちょっと珍しい毛色の作品ではあるんですが、それを男性に置き換えたらどうだろうか?というのが「ヴァンパイアレジェンド」で、DRACURAはブラムストーカーのいわゆるドラキュラ伯爵を原作にした作品です。

どちらかといえば、ドラキュラのほうが登場人物が多く、ドラマティックではあるので初心者の方におすすめしたいのはドラキュラ!なのですが・・・ヴァンパイアレジェンドは耽美かつ繊細で、いかにも、という感じの切ないストーリーになっていまして、私は大好きなのですが、おそらく中級者向けです。

あと、ヴァンパイアレジェンドは、ちょっと脚本が整理しきれてない?という部分があったりして、間延びするように感じてしまうかもしれないので・・・そこもご承知おきいただけると・・・。

ちなみにこちらはダブルキャストなのですが、それぞれ吸血鬼青年のゼーリヒが見た目や演技の感じが正反対なので、めちゃめちゃ見ごたえあります。

片方は長身の端正な美男子なんだけど、もう片方は小さな美少年で女の子みたい。

どちらもめちゃめちゃに美しいので楽しめることは請け合いです。

ちなみにドラキュラも、再演を重ねて整理はされているのですが、いかんせん初期は時系列が謎だったり、場面が長い!などイケてない部分が多いので、集大成として上演された最新版DVD(2018年版)をおすすめします。めちゃめちゃわかりやすくなってました、ほんとに。

 

天守物語

泉鏡花原作の有名すぎるお話、ビジュアルがうのあきらさんなので、舞台上の皆のメイクや衣装もそんな感じ。

お城の天守に住む妖怪のお姫様が人間の男と恋しちゃう、そういうストーリー。

これまた富姫様がダブルキャストの各チームで真逆のビジュアルと持ち味なのが面白い。ちなみにみんなバケモンなんだけど、役はほぼほぼ女性約ばっかりなのでめちゃめちゃリアリティがある、妖怪感すごい←

原作はしっかりしているのと、舞台装置が豪華、衣装・メイクに見ごたえがあるという点で、これはかなり楽しめると思います、おすすめです。



PHANTOM -THE UNTOLD STORY

いわゆる、オペラ座の怪人。スーザンケイ版、といえばいいのでしょうか。

一番有名なミュージカルになっているオペラ座の怪人は、主人公がオペラ座の地下に住みついてからのお話ですが、スタジオライフ版は彼が生まれた時からの物語。

ファントムはどう育ったのか、どうしてオペラ座の地下に住んでいるのか?そのあたりが細かく重厚に描かれています。結構壮絶な人生をファントムことエリックが送っているので、見るのが結構精神力を使いますが・・・でも、繊細な心の芝居が巧いスタジオライフだからこそ、できたなぁ・・・と思ってため息が出ます。

ほかのオペラ座の怪人を知っている人にこそ、見てもらいたい作品。



十二夜

これも公式ではもう販売していなかったけど・・・これ、本当に面白い・・・!

シェイクスピアの「十二夜」をスタジオライフがやってみる!という。

これ、音楽劇なんですが、いい歌が多いんですよね。技術はそこそこあれですが・・・笑

ちゃんと巧い人に歌わせてくれているシーンがちゃんとあるのでご安心を。

コメディなところや、独特のせりふ回し、いろいろあってとても楽しいです。



ざっと!こんな感じです!!!

いろいろあって、OSKよりも割引率は低いですが、特典映像があったり、DVDにはチャプターもあって、OSKよりちゃんとしてDVDになっています!(むしろそれを言ったら、え・・・?!OSKってチャプターもないの?!て思われちゃう。。。)

気になる作品で巣ごもり観劇をぜひ、お楽しみください!

【OSK日本歌劇団】巣ごもり観劇のススメ【円盤鑑賞会】

皆様、お元気でいらっしゃいますでしょうか!!!

多趣味な私は観劇という趣味を奪われた現在も意外と元気、ではありますが・・・やはり!助けられています!DVDや映像配信に!!!

 

とりわけ、中止になってしまってリアルに泣いた新橋演舞場公演の観劇予定だったチケット金額まではいいよね、と自分に甘い言い訳をして買いまくったOSKの円盤。

いい仕事してます!!!

あ、ちなみに・・・今、OSK通販が過去作品はほぼすべて半額という大盤振る舞いをしているので、よかったらぜひ。

とはいえ、いきなりDVDどれがいいの?!と思う方の一助となればと思いまして、独断と偏見でコレが好き!ここが好き!を語りたいと思います。私の好みが多分に入りますが、よかったら参考にしてくださいね。



・カルディアの鷹

ニコ動のチャンネルで見て、最高に好き!と思った作品。人に布教するために円盤買いましたとも!←

異世界ファンタジーRPG風で、どこかにある多分暑い国の王子様が主人公で、自国を牛耳る怪しい教祖とその宗教的儀式に対抗したりしながら、先住民族の女の子と愛を深めていく話ですね。

ちょっとオタクの好きなライトノベル風の設定でありつつも、話の芯がしっかりしているので実にわかりやすく、かつ物語の中身も悪役との対決図もありつつ、ロマンスもありつつかなり盛りだくさんで楽しいです。

何より、人物一人一人がとても丁寧に厚く描かれていて演者も巧い人が多いので、それぞれの人物がどういう人でどういう気持ちで動いているのか、というのが明解。

え?どういうこと?っていうストレスがなく見られるストーリーです。

とはいいつつ、個人的にいとおしいトンチキ箇所がいくつかありまして、まず衣装!!!

衣装は国の設定を統一してほしい!!!なぜ欧風衣装の第一王子と砂漠方面の暑そうな地域の衣装の第二王子を並べようとしたのかー!!!

ここはいったいどこなんだー?!と混乱しかけるけど、まあ主演の高世さんが王子風軍服が似合いすぎる、というのが理由だろうな、と無理やり納得させます。高世さんかっちょいい。

なんにせよ、この重厚なストーリーと比較的マシなカメラワーク(おい)が3000円なら購入するべし、です。

 

・男舞

鉄腕DASHのコメの銘柄と同じ音並びですが、こっちは日舞

去年の12月に京都の先斗町歌舞練場で公演した作品も半額対象で。なんと2000円、買うよね。

男役6名のみで、日舞レビュー、という感じ。とはいっても、正統派の舞から、ミュージカルみたいな場面もあり、にぎやかなお祭り場面もあり、約1時間ちょっと、かなり気軽に楽しめる作品です。

個人的なおすすめは、弥二さん喜多さんの掛け合いが絶妙な虹さん&翼の兄貴のシーン、あと解釈がいろいろできちゃう男たちの友情シーンです。

下級生に至るまで顔のいい男役をそろえたぜ!!!という気合を感じる作品。

しかし、知らなかったけど冒頭の五穀豊穣を祈る地唄舞?の音源が著作権上の理由でカット!に!!!あってるんだかあってないんだかわからないポンポコ鼓とピーヒャラ笛のBGMがかぶさっているけど、実際はもっと重厚な舞だったなあ・・・。

あと、冒頭の気合は入っているんだろうけどイマイチよくわからない出演者紹介映像と、一応の目玉らしいプロジェクションマッピングとの融合舞は個人的にトンチキで済ませられないレベルと思っています←

その分ぬいたと考えても、この価格なら買って損なし。OSKにしては珍しく、トークショーの映像も入っていますよー。

 

・円卓の騎士

オギーの脚本演出!ミュージカルというよりは音楽劇、歌がめっちゃめちゃたくさんあって、しかも旋律が難しい。でも美しくて、物語も難しいけれど、最後まで見終えたときに、あっ、これってもしかして・・・という気づきがあります。心の中に、一つさわやかな風が吹き抜ける感じ。

話はアーサー王伝説、とかそういう類の話でしょうか。

と、いいつつも実はアーサーが一番クヨクヨしてて、いつも悩んでいてるような、そういう苦しかったり切ない話です。

楊さん筆頭にビジュアル、歌、ダンスとそろえてくれた少数精鋭で壮大な歴史絵巻を見せてくれる満足感の高い芝居です。

オギーは狭苦しい小屋を上下をつけて広い空間として見せてくれたし、ちょっと映像ではわかりづらいけど、舞台上に投影される映像も美しい。

個人的におすすめなのは濃厚な芝居のあとのさわやかなデザート、フィナーレ。

演者の皆さんが芝居で演じた役とリンクしたようなヘアスタイルで出てきてくれるので、いつもと雰囲気の違うフィナーレなんですが、男役メインのメンバーがロン毛なんですね。

特に魔術師マーリンの愛瀬さんはストレートの金髪で、燕尾服でくるりとターンするたびに、裾と髪が一緒にひらり、ひらり・・・・美しい!耽美!これは見る価値がありすぎる!!!←

これは3000円です。買う価値しかない。

 

・三銃士

正統派の三銃士、ダルタニャンの冒険。

ちょっとダルタニャンが高世さんの持ち味のロイヤルとあっていない感じは否めないけど、銃士隊のほかの面々が個性的で楽しいのと、娘役の役が個性豊かで楽しい。

難しいことは考えずに楽しめる冒険活劇とラブロマンスなので、円卓よりも頭を使わず楽しみたい人におすすめ。

前半は王妃様とバッキンガム侯爵の道ならぬ愛にいろいろ持っていかれがちだけど、殺陣もとにかくカッコイイです。

最後の終わり方は若干のトンチキだけど、まあいいだろ!ていう感じのわいわい楽しい芝居。

これも3000円ですね、買う以外の選択肢ある?

 

・たけふレビュー2017 OSKシンフォニー

オーソドックスな歌劇レビュー!て感じのショー。約50分でこれだけ見られれば万々歳!な内容。これが現地だったら一回2000円とか・・・たけふ市民になりたい・・・。

主演は楊さん舞美さんの黄金コンビ。二番手が翼&千咲のなんでもできちゃう同期コンビ、ということで安定の布陣。

一部版権のため、カットもありますが、歌もダンスもしっかり堪能できます。OSKのラインダンス!も最高に楽しめる。

あと、主題歌が覚えやすい。

でも一つだけモノ申したいのは、約1か月公演あるのに、なぜか2日目に収録しているという事。なんで!!楊さんもフィナーレのあいさつはいっぱいいっぱいだし・・・!

千秋楽とは言わない、せめて中日を過ぎてから撮ってくれー!!!

でもメンツが豪華なのと、ショーの面白さがあるからこれは買うべき、3000円。

 

・春のおどりシリーズ

春のおどりは、いろいろ版権とか出演者の数とかあるんだろーなって思うけど、いつも円盤が1万超えてきてるんですが、過去のものであれば今なら半額!6000円で買えます!!!出演者や演目、演出で確認して、よさそうって思ったのを1つ買ってみるのもいいかと思われる。やっぱりOSKの日舞レビューはいいなーって思う1部と、2部のオーソドックスな洋舞レビューのセットはありがたい。今日は日舞だけ、今日は洋舞だけ、なんて見方もできるし、どちらも1幕50分とかだから、さくっと見られる。

なにより、春のおどりは強力なバックアップで松竹様がいてくださるので!装置!衣装!構成!豪華!!!!です!!!!

通常12000円のところ、6000円、これは買いです。

※ただし、2019年の洋舞は現地で見たら最高だったけど円盤にしたらほぼ曲が差し替えだったぽいのでこれだけ注意してくださいませ。これ、発売まで買った人も知らなくてひと悶着あったやつなんで。



上でもちょくちょく書いたけど、OSKちゃん版権の都合で音差し替えたりしているのを、あんまり公式通販に書いていないので(差し替えあるとは書いてあるけど、どこがさし変わってるとかは書いてない)可能なら知ってる人に事前に聞いたり、いっそ通販に問い合わせてから買うほうがいいかもしれない。安いとは言え、カットだらけの映像だけを見ても寂しいですからね。。。

なお、お試しという意味ではニコ動のOSKチャンネル、これの登録もおすすめです。

円盤化されない小さい箱の公演(角座シリーズ他)もあります。

私が執拗に感想書いている、天輝くん主演の獅子の星とかラストパラダイス、Dandyはこちらにあります!でもPSで固定カメラって書いてあるのは本当に何も調整してくれてないからライティングがクソクソすぎて微塵も勧められない・・・つらい・・・。

個人的にはハイダウェイがおすすめなんで皆さんに見てほしいなあ。



そんなわけで!以上!参考になればこれ幸い、皆様どうぞ、良い巣ごもりライフを!

【雑談】止まらない中止、中止…【OSK】

コロナちゃんがおお流行り!で・・・エンタメ業界大打撃、ですね。。。一応首都の住所に住んでいる身ではありますが、宝塚も、 OSKも中止や延期がどんどん決まり、生活に潤いが・・・ なくなっていく(カサカサ


はいからさん、とっても楽しみにしていたのに、 初日がなかなか迎えられず、 インスタのメッセージも見ましたが切ないですね。
「お元気でいてください」 というのはなかなかにお上品な挨拶だなぁ・・・と改めて、 しみじみ感じました。
(ヅカ版でも銀英伝ではキルヒアイスがユリヤンに「 元気でいてください」と言う場面があるのですが、 あれも万感の想いがあったよなぁ、と今更ながら)


ちなみに遠征予定だったOSKの角座も4月はすべて延期。
振替は6月予定だそうです。
OSKは振替をするよ、 という延期発表なので幾分か気持ちが楽ちんではあるのですが、 天気や季節と違って予測がたたないので、 延期したところで果たして公演できるのかな? という不安は常にありますね。

5月だから大丈夫でしょうと高をくくっていた春のおどりも、 状況的に厳しくなってきましたね・・・一年に一回の春のおどり、 しかも今年はオギーのショーなのに!! とハラハラしながら先行きを見守ってます。


とりあえず冷静になって、 今できるのはこの危機を健康第一で乗り切って。 延期公演の再開時には全力で観劇に走る為に体力とともに財力を蓄 えること!のみですね。
家にこもる際は、WOWOWの宝塚放送を撮りためた映像と、 OSKチャンネルの動画をエンドレスリピートでときめきを補給、 めっちゃ大事。
こういう時にネットが普及している現代ってありがたいな、 と思ったりしますよね。とりあえず世の中の歌劇ファンの皆様方、 ぜひともお元気でいてくださいね。

【雑談】色々中止になったりして【エンタメ】

例内を見に行ったら、 サイト上に払い戻し公演のリンクが多すぎて探すのが大変と言って ました。まあ、普通はそうあるもんじゃないですもんね。


そんな中、「自己判断で来ない、来れない方には返金をしますが、 通常通り千秋楽まで上演します」 というスタジオライフさんの公演は見に行きました。
パーッと明るく騒ごうぜ!みたいな作品ではないんだけど、 濃厚なエンターテイメントに触れるのは楽しい。


何よりも、イベントを楽しみにわくわくしながら待ち、 その日のために新しい服や化粧品を買って整え、 会場で会うであろう友人や演者のためのプレゼントや差し入れを買 い、当日も作品に合わせたおしゃれを楽しんで出かけ、 友人との観劇なら前後どちらかにお茶や食事をする、 そういう個人的な楽しみがなくなってしまうのは至極寂しいですし 、 この寂しいという気配や空気というのはなぜか伝染していくんです よね。感情論だけではなく、なんとなく街に人がいない、 資本主義国家ゆえに経済活動は止められないけど、 残念ながら経済が冷え込む、悪循環ですね。
実際、 観劇はチケット代だけが消費されてるわけじゃないんですよね。
それに付随するいろいろな費用、 それらがもろもろ入らなくなってるんですよね、これって結構、 かなり、重要ですよ。。。
じわじわくるそ、と覚悟しているけど、どうだろうか。


なんだろうな、オリンピックがあるせいなのかな?
どうしてもオリンピックをやりたいんだろうな、 というのは想像に難くないけど、 それでもこれだけ世界的に拡がりを見せちゃってるコロナちゃんの この時期に、やる必要はあるのだろうか。
あるのだろうな、利権の絡む様々な人たちには。


演劇、舞台系イベントだけじゃないんですよね、 博物館や美術館も休館、テーマパークも休園、 大型商業施設は営業時間の短縮やセールイベントの中止。
いやいや、 そこまでするならいっそ3日間くらい日本全国で仕事しない日にし てみたらどうだろうか。
やってみたら、どこが必要不可欠で守らなきゃいけいないのか、 とかわかるのではないだろうか。


個人的には楽しみにしている4月のレオ君PSと、 そのあとの春のおどり、 これが開催されてくれるのを祈るばかりです。

 

【布教】スタジオライフって面白いよ【覚書】

何度かこちらのブログでも観劇感想を載せております、スタジオライフ。
一応正式名称はStudio LIFEなのかな。でもライフって呼んでるし、演者もライフライフって言ってる気がします。
公式サイトはスタジオライフ - スタジオライフとは?
(どこかの某歌劇団よりずっと見やすいページですね。。。)


で、スタジオライフって何?と言われたときに、一番最初に私が伝えているのは「男性だけの劇団」とうことです。
タカラヅカと言われることも多いのですが、別に派手な化粧はしないし、大舞台で羽も背負わないです。
ただ、オールメールキャストで、女性役もすべて男性が演じております。
シェイクスピアの時代の演劇に近いですかね、なので劇団員さんは入団したらお稽古用のスカートを買いに行くっていう話を聞いたことあります笑
あ、ちなみに男性役女性役は固定ではなくて、今まで見てきた中でも完全に女性だけ男性だけって人はほぼいないのでは…?

そういう意味では前回は可愛い少女役だった役者さんが次の芝居ではやくざのにーちゃんとか普通にあるのでめちゃめちゃ楽しいですよ!


作品傾向としては・・・重厚で耽美が基本かな、と個人的に感じます。

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代表作がトーマの心臓って語られることが多いのですが、この舞台化の縁で劇団主宰の倉田さんが萩尾望都さんと仲良しのようで、毎回公演時にはお花が届いてます。
割とドイツ圏の作品をよくやること、子供ないし少年が出てくる話をやることが多いです。
オリジナル脚本はあまりなくて、ウエストエンドあたりのストレート脚本や戯曲をもってきて本邦初演したりすることが多かったりします。
劇団主宰の倉田女史はイギリス演劇の勉強をしていたようで、昔はイギリスのワークショップに劇団員連れていったりとかもあったみたい。
だから割と芝居は硬派です。耽美をやりつつも変なリアリティと空虚が混じる独特の世界観。


ちなみに役者はみんなイケメンです!(殴

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倉田さんの好みで選んでいるに違いないという感じで、イケオジから少年少女をやると最高にお似合いのぴちぴち青年まで、皆お顔が整っている。
ジャニーズみたいなキラキラ感とは違うのですが、皆正統派の硬質なイケメンです。
みんな背も高いので、舞台映えしますし、倉田さんの信条なのか、姿勢がすごくいいのでとにかく衣装映えします。
あとみんな、口跡がきれいで、セリフがハッキリ聞き取れるし、芝居をきちんとしてくれるので、重厚な台本の時はとくに「濃い芝居を観た!」という満足感がすごい。

大昔はナニソレ珍百景みたいな台本もあったけど、最近は「?!」みたいな事は少なくなってきていて良いと思います。

 

ちなみに、フルーツバスケットを初めて舞台化したのスタジオライフなのでね。

フジテレビの力があったとはいえ、あの頃はお金あったな…苦笑

そして、スタジオライフ出身の役者さんで有名なとこでいえば、三上俊くん、荒木健太郎くん、林祐輔さん、松村泰一郎くんあたりしょうか。三上くん荒木くん松村くんは2.5の舞台でも活躍してて、ぴよぴよ2.5次元俳優の脇を固めて舞台の質をあげてくれてるなーと感じることがままあります。

あ、ちなみに客演は全然オッケーなので、本公演に出ないで2.5ばっかり出て、挙句退団していった松村泰一郎くんみたいな子もおります(言い方)。

在籍だけしてる!みたいな状態の人もたくさんいるし、みんなが出たいときに出てくれてるみたいな感じがライフのゆるっといいとこですね。

 

わたしはもう十数年ひとりのライフ役者を追っかけている…のですが…ほんとーにごくたまに、イベントとかにきてくれるので…そういう時はかかさずに行くようにしてます…語らせたら止まらないのでこの話はまた今度…そんなスタジオライフさん、!

今月末から紀伊國屋ホールにて、来月頭頃は大阪の近鉄アート館にて、「死の泉」の公演ありますよ!!!ぜひ!!!みてみて!!、!

【OSK日本歌劇団】天使の歌がきこえる【観劇】

 

年に二回の貴重な貴重な東京公演。

行ってきました、銀座博品館!!!

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はじめて縦のポスターみた←

実はOSKはじめて!っていうひとを連れていったりしたんですが、皆楽しんでくれたみたいでよかったです。

大阪での評判も聞いていたので初めての人見せても大丈夫だ!とは思っていたけど私も大阪公演は見てないので心配…となってたので、一安心。

 

心温まる、というと陳腐になりがちですが、大人ファンタジーとしてかなりいい作品でした。素晴らしき哉、人生のオマージュ作品なんでしょうかね??詳しくはないんですが、でも「過去は変えられないけど未来は変えられる、選ぶのは自分自身」っていうのは普遍的なテーマだなぁとしみじみ。

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主人公ジェームスの桐生さんは、なぜこの人が発見されなかった?というような貫禄の歌手。

周りの人達に支えられてデビューしたけど、忙しさの中でだんだん大切なものを見失っていってしまい、天使に助けられて大切なものを再び取り戻して…という人。

心地よい歌の伸びがよくて、かと思えば踊れば優雅で、あーこれは唯一無二!と改めて実感。

桐生さんのお芝居が嫌味なく自然で、台詞も聞き取りやすくて本当に好きなのですが、今回はより近くで表情なんかもしっかり見られてよかったです。

 

ジェームスの妻、城月さん。ほぼヒロインというポジション、桐生さんとの並びが大人っぽくて似合うのと、あまり社交的じゃないけど美しくて心が豊かな女性っていうのもぴったり。

相変わらずの美声で、デュエットが絶品。

 

楊さんはジェームスの昔からの知り合いで、一足早くデビューしたスター、ロバート。

ちょっと危険でアダルティな魅力が売りのようだけど、実は彼も過去に大切なものを見失い、大切な人を失ってしまったひと。

楊さん、めちゃめちゃクールでセクシー!悪い魅力の詰まった男でダンスも歌も絶品。ジェームスに過去のことを話すシーンの細かな感情の揺れ方が個人的にとても好き。

エマをたぶらかした後の「お疲れ様」が最高にカッコよかったなー。

 

ジェームスの妹、エマの千咲さん。

なんでも器用にこなせて可愛い、一幕のエマと、IFの世界に生きるエマ、どっちもめちゃめちゃ楽しそうで、歌もダンスも安定していて最高!城月さんと被らない魅力がまたいい。

 

天使のイブリン、ももちゃん。

一幕は殆ど喋らず踊りまくる人で、本当の活躍は二幕から。この人も上手いんだ、嫌味がない。壮絶にキュート。フィナーレの幕開きでは、イブリン!よかったね!と涙が出そうになりましたとさ←

 

エージェントさっくんは、髭おじ様、大丈夫かな?と思ったけど意外と違和感なかったかな。

二幕のIF世界のパリピ旦那が思った以上に楽しそうにやっててイキイキしてた。踊ると雰囲気がぶわわっと出るよね、さっくん

 

凛華あいちゃん、こんなに上手い人だった?!芝居が自然で存在感がちゃんとある、すごい。デキる女の一幕と、二幕のIF世界でのギャップが最高。あとスタイル良いね?!

 

雅くん大活躍でしたね!親父さんよりもアダムスとIF世界の大先生が楽しそうでわたしは好き。

幕間のパフォーマンスもお疲れ様。

 

りっくんも美味しい役だった!可愛く憎めない愛すべきキャラクター。「ロバート…」って呼んじゃうところとか、間が上手い。芝居好きなんだなぁって感じたぞ。

 

双子ちゃんたちもセリフたくさんあってよかったね本当に!楽しそうにいろんな役をやっていて素敵。

 

こころちゃんのマダムに貫禄があってすご!となりました。だって2年目でしょ?何故あの貫禄が出るのか…ダンスもイキイキしてて好き!これから楽しみな娘役さん。

 

そらくん、久しぶり!Dandyぶり!

パッと目を引く華があるねぇ、芝居もうまいしスタイルがいいから衣装何着てもかっこいいー。2〜3年後に更に男役らしく輝いてくれるのが楽しみー!

 

 

ストーリーもよかったんだけど、残念ながら一回目ではよくわからないところがあって、2回目見たら解決した!というのがいくつかあって、これ最初からクリアだったらなぁーと思ったりなんだり。

ロバートがマシュウから預かり物を抜き取るところがちょっとわかりづらくて…一回目気づかなかった…。

あとロバートの告白?のシーンは、リアルなのかイブリンの魅せた過去なのか、IFなのかちょっとわからない。どこからどこまでがイブリンの魅せたIFかっていうのがわかりづらいかなぁ。

あと、短いけどフィナーレがあって嬉しいですねやっぱり。ちゃんとテクニックのあるダンスをガシガシやってくれるので大満足です。

 

初めてお連れした友人も「みんな歌がうまい…!」「台詞がちゃんと聴こえてノンストレスだね」「楊さん、かっこいい!」と満足頂けたようです。

やれうれしや(*^^*)

次は春のおどりかな!その前にローマも見たいけど遠征迷う…!!!