皆様、お元気でいらっしゃいますでしょうか!!!
多趣味な私は観劇という趣味を奪われた現在も意外と元気、ではありますが・・・やはり!助けられています!DVDや映像配信に!!!
とりわけ、中止になってしまってリアルに泣いた新橋演舞場公演の観劇予定だったチケット金額まではいいよね、と自分に甘い言い訳をして買いまくったOSKの円盤。
いい仕事してます!!!
あ、ちなみに・・・今、OSK通販が過去作品はほぼすべて半額という大盤振る舞いをしているので、よかったらぜひ。
とはいえ、いきなりDVDどれがいいの?!と思う方の一助となればと思いまして、独断と偏見でコレが好き!ここが好き!を語りたいと思います。私の好みが多分に入りますが、よかったら参考にしてくださいね。
・カルディアの鷹
ニコ動のチャンネルで見て、最高に好き!と思った作品。人に布教するために円盤買いましたとも!←
異世界ファンタジーRPG風で、どこかにある多分暑い国の王子様が主人公で、自国を牛耳る怪しい教祖とその宗教的儀式に対抗したりしながら、先住民族の女の子と愛を深めていく話ですね。
ちょっとオタクの好きなライトノベル風の設定でありつつも、話の芯がしっかりしているので実にわかりやすく、かつ物語の中身も悪役との対決図もありつつ、ロマンスもありつつかなり盛りだくさんで楽しいです。
何より、人物一人一人がとても丁寧に厚く描かれていて演者も巧い人が多いので、それぞれの人物がどういう人でどういう気持ちで動いているのか、というのが明解。
え?どういうこと?っていうストレスがなく見られるストーリーです。
とはいいつつ、個人的にいとおしいトンチキ箇所がいくつかありまして、まず衣装!!!
衣装は国の設定を統一してほしい!!!なぜ欧風衣装の第一王子と砂漠方面の暑そうな地域の衣装の第二王子を並べようとしたのかー!!!
ここはいったいどこなんだー?!と混乱しかけるけど、まあ主演の高世さんが王子風軍服が似合いすぎる、というのが理由だろうな、と無理やり納得させます。高世さんかっちょいい。
なんにせよ、この重厚なストーリーと比較的マシなカメラワーク(おい)が3000円なら購入するべし、です。
・男舞
去年の12月に京都の先斗町歌舞練場で公演した作品も半額対象で。なんと2000円、買うよね。
男役6名のみで、日舞レビュー、という感じ。とはいっても、正統派の舞から、ミュージカルみたいな場面もあり、にぎやかなお祭り場面もあり、約1時間ちょっと、かなり気軽に楽しめる作品です。
個人的なおすすめは、弥二さん喜多さんの掛け合いが絶妙な虹さん&翼の兄貴のシーン、あと解釈がいろいろできちゃう男たちの友情シーンです。
下級生に至るまで顔のいい男役をそろえたぜ!!!という気合を感じる作品。
しかし、知らなかったけど冒頭の五穀豊穣を祈る地唄舞?の音源が著作権上の理由でカット!に!!!あってるんだかあってないんだかわからないポンポコ鼓とピーヒャラ笛のBGMがかぶさっているけど、実際はもっと重厚な舞だったなあ・・・。
あと、冒頭の気合は入っているんだろうけどイマイチよくわからない出演者紹介映像と、一応の目玉らしいプロジェクションマッピングとの融合舞は個人的にトンチキで済ませられないレベルと思っています←
その分ぬいたと考えても、この価格なら買って損なし。OSKにしては珍しく、トークショーの映像も入っていますよー。
・円卓の騎士
オギーの脚本演出!ミュージカルというよりは音楽劇、歌がめっちゃめちゃたくさんあって、しかも旋律が難しい。でも美しくて、物語も難しいけれど、最後まで見終えたときに、あっ、これってもしかして・・・という気づきがあります。心の中に、一つさわやかな風が吹き抜ける感じ。
話はアーサー王伝説、とかそういう類の話でしょうか。
と、いいつつも実はアーサーが一番クヨクヨしてて、いつも悩んでいてるような、そういう苦しかったり切ない話です。
楊さん筆頭にビジュアル、歌、ダンスとそろえてくれた少数精鋭で壮大な歴史絵巻を見せてくれる満足感の高い芝居です。
オギーは狭苦しい小屋を上下をつけて広い空間として見せてくれたし、ちょっと映像ではわかりづらいけど、舞台上に投影される映像も美しい。
個人的におすすめなのは濃厚な芝居のあとのさわやかなデザート、フィナーレ。
演者の皆さんが芝居で演じた役とリンクしたようなヘアスタイルで出てきてくれるので、いつもと雰囲気の違うフィナーレなんですが、男役メインのメンバーがロン毛なんですね。
特に魔術師マーリンの愛瀬さんはストレートの金髪で、燕尾服でくるりとターンするたびに、裾と髪が一緒にひらり、ひらり・・・・美しい!耽美!これは見る価値がありすぎる!!!←
これは3000円です。買う価値しかない。
・三銃士
正統派の三銃士、ダルタニャンの冒険。
ちょっとダルタニャンが高世さんの持ち味のロイヤルとあっていない感じは否めないけど、銃士隊のほかの面々が個性的で楽しいのと、娘役の役が個性豊かで楽しい。
難しいことは考えずに楽しめる冒険活劇とラブロマンスなので、円卓よりも頭を使わず楽しみたい人におすすめ。
前半は王妃様とバッキンガム侯爵の道ならぬ愛にいろいろ持っていかれがちだけど、殺陣もとにかくカッコイイです。
最後の終わり方は若干のトンチキだけど、まあいいだろ!ていう感じのわいわい楽しい芝居。
これも3000円ですね、買う以外の選択肢ある?
・たけふレビュー2017 OSKシンフォニー
オーソドックスな歌劇レビュー!て感じのショー。約50分でこれだけ見られれば万々歳!な内容。これが現地だったら一回2000円とか・・・たけふ市民になりたい・・・。
主演は楊さん舞美さんの黄金コンビ。二番手が翼&千咲のなんでもできちゃう同期コンビ、ということで安定の布陣。
一部版権のため、カットもありますが、歌もダンスもしっかり堪能できます。OSKのラインダンス!も最高に楽しめる。
あと、主題歌が覚えやすい。
でも一つだけモノ申したいのは、約1か月公演あるのに、なぜか2日目に収録しているという事。なんで!!楊さんもフィナーレのあいさつはいっぱいいっぱいだし・・・!
千秋楽とは言わない、せめて中日を過ぎてから撮ってくれー!!!
でもメンツが豪華なのと、ショーの面白さがあるからこれは買うべき、3000円。
・春のおどりシリーズ
春のおどりは、いろいろ版権とか出演者の数とかあるんだろーなって思うけど、いつも円盤が1万超えてきてるんですが、過去のものであれば今なら半額!6000円で買えます!!!出演者や演目、演出で確認して、よさそうって思ったのを1つ買ってみるのもいいかと思われる。やっぱりOSKの日舞レビューはいいなーって思う1部と、2部のオーソドックスな洋舞レビューのセットはありがたい。今日は日舞だけ、今日は洋舞だけ、なんて見方もできるし、どちらも1幕50分とかだから、さくっと見られる。
なにより、春のおどりは強力なバックアップで松竹様がいてくださるので!装置!衣装!構成!豪華!!!!です!!!!
通常12000円のところ、6000円、これは買いです。
※ただし、2019年の洋舞は現地で見たら最高だったけど円盤にしたらほぼ曲が差し替えだったぽいのでこれだけ注意してくださいませ。これ、発売まで買った人も知らなくてひと悶着あったやつなんで。
上でもちょくちょく書いたけど、OSKちゃん版権の都合で音差し替えたりしているのを、あんまり公式通販に書いていないので(差し替えあるとは書いてあるけど、どこがさし変わってるとかは書いてない)可能なら知ってる人に事前に聞いたり、いっそ通販に問い合わせてから買うほうがいいかもしれない。安いとは言え、カットだらけの映像だけを見ても寂しいですからね。。。
なお、お試しという意味ではニコ動のOSKチャンネル、これの登録もおすすめです。
円盤化されない小さい箱の公演(角座シリーズ他)もあります。
私が執拗に感想書いている、天輝くん主演の獅子の星とかラストパラダイス、Dandyはこちらにあります!でもPSで固定カメラって書いてあるのは本当に何も調整してくれてないからライティングがクソクソすぎて微塵も勧められない・・・つらい・・・。
個人的にはハイダウェイがおすすめなんで皆さんに見てほしいなあ。
そんなわけで!以上!参考になればこれ幸い、皆様どうぞ、良い巣ごもりライフを!