語りたいこと好きなだけ

歌劇(ヅカ.OSK)オタでジャニオタでアニオタの独り言。スタジオライフ、2.5次元も嗜みます。主観で好きなことを好きなだけ書いてます。

【ヅカネタ】強い娘役が好き【OSK日本歌劇団】

強い娘役が好き、っていうと、なぜか忍たまに出てくる食堂のおばちゃんみたいなのを想像する人がいるようなのですが、そうじゃない。
もちろん、役者的にはそういう人はおいしいし、居て欲しいんだけど、私がここで好きだと断定して語りたい娘役像とは違うのです。


そもそも、ヅカの娘役のトレンドが「男役さんに寄り添う」「カスミソウのような」「男役さんをたてる」に尽きてしまうところが、なんだか時代の逆行感。
いや、そういう文化というのもあっていいし、何より虚構の世界でそういうのがあれば、現実社会ではそれがなくてもいいのでは?というのももちろんある。
しかしそれにしても、ヅカ娘役には自立型が極端に少なく見えるんです。
見える、というのは劇団の方針だと思うので、実はやらせてみたら男役を引き連れてキレキレに踊れる人もいるかもしれないし、男役を率いて歌いながら銀橋を渡れる人もいるかもしれない。
でもきっと、それをさせないのは、劇団的な方針なんだろうなーと。


個人的な感覚ですが、ヅカの自立型娘役は最近では愛希さんだったかな、という。
その昔は遠野さんとか、大鳥れいさんとか、月影瞳さんとかも、自立型だったような気がします。
そういう娘役さん、というよりもしっかり自立もできる娘役っていうのが見ていて楽しいんじゃないかなって思ってます。


そこで、OSKなんですよ。
マタカヨ、と思われるかもですが、昨今のヅカ事情につかれた皆さんの心のオアシスですから。
オアシスで休憩したらまた砂漠を渡ってあの都市で観劇するんですから。


OSKの娘役って、この自立型娘役が基本な気がするんですよね。
娘役だけのシーンもあるし、ぐんぐん場面を引っ張っていける娘役さんが多い。
もちろん男役さんと並ぶときはみんなヒロインだし、相手役としてどう見せればいいかを考えてやっているのがわかるんだけど、さあ一人でやってみて!と言われた時にみんな堂々としているというか、うん。


ちなみにOSKにはトップスター制度はあるけど、現在トップ娘役という地位はありません。
公演ごとに、適材適所配置ですが、基本的には「序列」順。ですが最近ちょっと変則というか、より主演の方に合わせた配役が多いな、という印象です。
今の序列で言えば、トップの桐生さん→楊→虹架さん→舞美さんとなっているので、なんとなく舞美さんが固定ヒロインポジション、て感じです。
本人の持つ雰囲気が非常にヒロイン気質、という事もありますが、一人で躍らせるとなかなかにキレッキレでカッコイイ、OSKの強い娘役さん代表ですね。
ただ、舞美さんが合わないというわけではないんですが、桐生さんよりも楊さんと居る時のほうがあってるなぁと思ってたら、劇団もそう思ってるぽくて、桐生さん主演公演の裏で楊舞美公演入れたりしていたんです。


それで、今度南座でやる海神別荘はだれがヒロインなのか、というと城月さんのようです。
ここ、実はちょっと変則で・・・実は出演者のうち娘役だけの序列で言うと舞美→千咲→白藤→遥花→城月、と、城月さんは5番目なのです。
ちなみに海神別荘には舞美さん、千咲さんは出ないので、序列的に言えば3番なんですよね。
それでもヒロインというのは、桐生さんとの並びが合うことや、歌がお上手なのでそこのバランス、あとは役の雰囲気に合っているというところではないかと。
主演に合わせて演目をもってきて、後ろの配役は合う人に振る、みたいな感じの作品作りが可能なのが、OSKの良いところかな、と思います。
ちなみに、白藤・遥花の両お姉さん方も、めちゃめちゃ強いです。
白藤さんは春のおどりの芸者さんトップで頑張ってたのが記憶に新しいし、遥花さんはチャーミングな笑顔のわりにバシバシ踊る人って感じ。
千咲ちゃんも小さいけどパワフルだし、最近大人っぽいお顔も見せてくれるようになったので今度は一場面やってほしいね・・・!


ヅカ娘役への風当たりが強いのはもう昔からですけど、それを勘違いした劇団がやたらとしおらしくできる子を上に配しているような気配も感じるんですよね。
もっとバリバリ主張していいよ・・・そのほうがグダグダ言う人は減るよ・・・と思うおせっかいな私。
強くてカッコイイ娘役さん、増えろー!