語りたいこと好きなだけ

歌劇(ヅカ.OSK)オタでジャニオタでアニオタの独り言。スタジオライフ、2.5次元も嗜みます。主観で好きなことを好きなだけ書いてます。

【ヅカネタ】大劇場のラストデイ【観劇】

月組千秋楽、ライブビューイングしてきました。
東京はチケット取れないので、たぶんこれが最初で最後の観劇。


エリザベートは正直、セリフも歌も全部ひとりで言える、歌えるくらい見ているし、大好きです。
今回はミスキャストまみれなのではといわれて始まったが故なのか、今までのセオリーにはまらない、イキイキとしたエリザベートに仕上がっていて、私は逆に好感が持てました。
原点回帰かな、とも思います。
「こうじゃないといけない」とか「こういう風にしなくちゃ」みたいな枠が、わかりやすく見事に取っ払われて、個人個人の役の生き方がとても鮮明に、美しく、イキイキしていたのがとても印象的でした。


特にエリザベート。餞別だろうし、彼女のラストステージに相応しいかどうかはおいておいて、とてもよかったです。
歌の安定感が増していてさすが、と思ったし、彼女のエリザベートは随所で笑顔が見えるのが印象的。
歴代のエリザベートはその悲劇性がクローズアップされることが多いせいか、笑っているのは結婚式、舞踏会くらいまでで、その後はあまり笑うことはない印象でしたが、ちゃぴざべーとは、私が踊るときで悠然と微笑む姿が特に印象的でした。「自分で自分の人生を選び取って生きる」という事を心底楽しんでいるエリザベート像が見えたのがとにかくよかったです。


で、フランツィですが、こちらもロイヤル感はあれど、果たしてはまり役かどうかはまぁ、さておき、より人間みがあって、よかったです。
イキイキとしたシシィがとにかく好きで、愛しているというのが深く深く伝わってきて、歴代フランツを見たときに感じていた「何よりも皇帝という立場や背負うものが多すぎてそこから抜け出せないんです(キリッ)」的な、そういう平坦な様子ではなく、とにかく立体的で、人間的で、なぜこの役が二番手の役なのか、というのかをとてつもない技量で体現してくれていました。
初めてフランツが魅力的に見えたんですよ…こんなに優しい愛の人だったんだな、と。エリザベートに対して引け目みたいな物を感じていないのがよかったですね、卑屈に見えない。とにかく、彼女を最後まで真摯に愛していたし、エリザベートもそれをわかっていたような気がします、すれ違うのは思い合えないからという単純な理由ではないのですよね…深い…。


ルキーニは難役というか、登竜門というか、こちらもにじみ出る狂気がぞわぞわして 、歌い方なんかはまだお利巧ルキーニって感じでしたが、個人的には内側からのにじみ出る狂気がゆらゆらと立ち上っていたのをみて、ああかなと様のステップアップになったね、と謎の親心発動しました。
ライビュカメラに向かってのアドリブもドキドキしながらやってくれたんだろうな。


ルドルフありちゃんはこんなに肩幅がたくましかったのか?!と思った・・・トートが隠れる・・・←
ライビュで惜しむらくは三角形の頂点で回るアティチュードが映されなかったこと・・・許すまじライブビューイングジャパン←
そして思ったより骨太になってきて最高でした。15分の短い出番だけど、濃縮された男前ありちゃんと、可愛いありちゃんと、死にゆく際の色っぽいあ りちゃんが堪能できました。
闇が広がるは、はじめメイン旋律を歌うのがルディなのに、銀橋に来る後半では、トートは主線を歌うっていう、そういうのがいいですよね・・・。
徐々にトートに主導権を握られていく的な・・・。

 

 


長くなりそうなので、一旦ここで!
次は問題のトートと、気になった皆さま