最後の楽園へ、赴きました。
4月ぶりなので、えっと、4ヶ月くらいのご無沙汰?角座。大阪、暑いですね。東京もアレだけど大阪は余計暑く感じました…。
そんな暑くうだるような角座近辺の空気と合っているのかいないのか、とりあえず若い熱気がガシガシ伝わる「LAST PARADISE」です!
レオくん、2回目の主演おめでとう!!
ありすちゃん、ヒロインおめでとう!
相変わらずのお似合いコンビだったし、残りの94期3人のチームワークも最高。
さて、今回もショートミュージカル。ストーリーはこんな感じ。
ここからはネタバレありありの方針なので、嫌な方は回避して!!!予習したいからどうぞの方はそのままドン!
レオくんはヴァルターという実在のドイツ人画家の役で、残りのみんなはインドネシアの現地の方。一応芸術舞踊を見せる舞踊一座の団員?らしい。
ヴァルターは民族舞踊に感動してより広く大衆に知られるために現在の宗教様式の舞踊に物語性を加えてわかりやすくすることを提案、半年後の国際発表の場に向けて準備を始める。
団の中でも一番の踊り手であるプトゥリ(唯城ありす)は3人の芸術監督が西洋人と聞いて「私たち現地人を見下すに決まってる」と拒絶するが、現れたヴァルターが決して偏見の目を持たず、互いを尊重し、純粋に芸術文化のために動く姿にだんだん惹かれていく。
ヴァルターも真っ直ぐなプトゥリに惹かれるものの彼女の幼馴染のチャンティ(せいら純翔)の「俺たちは婚約者」という軽口を真に受けてしまい、プトゥリもまた踊りのレッスンに悩むダグ(涼乃あゆ)にヴァルターが親身になっている所を目撃し、二人の関係を早とちり。二人の関係がぎくしゃくし始め、稽古場は微妙な雰囲気に…このままではいけないと一計を講じたチャンティ、ラグ、タリ(水葉紗衣)はヴァルターとプトゥリの仲直りさせるために動き出す…。
ここからは個々に。
最下から行きますね、チャンティのせいらくん。
やぁ久しぶり…!て感じではありますが、黒塗りの真ん中分けヘアがめちゃめちゃ似合ってました!せいらくんのフレッシュさが現地の爽やかな青年と合っているし、劇中劇シーンの悪大臣もとても楽しそうにやっていたし、芝居が好きなんですねきっと。
レオくんからも終演後の一言で「アドリブを変えてくるかも」「あの顔はやる気ですね」とか言われてたけど、もう遠慮せずにメキメキバリバリやってほしい。背丈もあるからレオくんと並んだ時にすごくかっこいいんですよね。劇中劇の殺陣がすごくカッコいいのに写真が下手な私…。
続いてタリ役の水葉紗衣ちゃん。
はじめまして!じゃない、初舞台ぶりに見た!←
でも踊りが得意な器用な娘役さん、て感じ。
3人も娘役が出ているのにカラーが誰も被ってないのはすごい。現地民のおっとり柔らかな雰囲気のタリから、劇中劇の妖艶な悪魔に変身するところがなかなかゾワっとした色気を醸し出してくれていて最高でした。
そしてラグ役、涼乃あゆちゃん。
お久しぶり!相変わらず歌姫。
歌が大好き、踊りは苦手…というラグだけど、その設定を活かした大きな場面があって、レオくんとのデュエットがあったのはびっくり。そしてここの歌詞が潰れず全部聞こえるのがほんとにすごい。台詞が歌になってるから、聞こえないとアウトなのに全部クリアに聞こえたからすごいぞ、と。
レオニスの時はちょっと心配だったダンスも周りと遜色なく魅せられるようになっていて、頼もしい娘役に成長してくれたのは本当に有難い。黒塗りが思った以上に似合うし美少女すぎるので、劇中劇でもバリバリやっちゃってほしいですな!
そしてヒロインのプトゥリ、唯城ありすちゃん!
安定のヒロイン力、歌もダンスも上手だし、演技も自然で嫌味がない。THE歌劇の娘役、という成長ぶり。黒塗りだと雰囲気がちょっと変わって色気も出てきて良かった。
あとレオくんとの並びが本当に合う…!スコールの中のデュエットが二回あるのですが、どちらも瑞々しくて良かったです。ちゃんと自立というか、しっかり立てるヒロインなのは強い。
そしてヴァルターの天輝レオくん!
なんだか、前のレオニスの時には見ていて「あ、緊張してるね」って思うことが多かったんだけど、それを乗り越えたのか、ふわっとしたゆとりが出てきて、なんだか大きくなったような。結構キザな仕草とか連発してくれるんですが、本人がなんでもなくやるから最高にかっこよく決まっている。強い。
感情表現が豊かで芝居が上手いなというのは前からだけど、今回は劇中劇の殺陣に惚れたなぁ。一瞬だけど、ピリリとした緊張感を出せてるのが凄いし、きちんと魅せる殺陣にしてくれているのがいい。
客席降りでハイタッチしてもらえました、ありがとう…!ハイタッチ会とか行けてなかったから、ほんと嬉しい…!
ざっくり写真も載せましたが、今回撮影OKシーンの劇中劇の衣装がとにかく豪華!綺麗なんですよ!
ゴールドっていいね…!
あと音楽。レオニスみたいにお持ち帰りソングないかな?って思ってたけど、一夜明けても♪チャ!チャ!チャ!ラストパラダイス♪と流れてるので、その辺りはさすが小渕先生!
45分〜50分のショーミュージカルだけどその中でちゃんと起承転結やってのけるのと、半年!という時間の流れを表現するのが工夫というか、なるほど!と思いました。
挨拶時には、毎回一問一答でレオくんからみんなへ質問を投げてそれに答える、というのをやってくれるそうなのですが、私が見たマチソワは2回とも「オススメのシーン」でした笑
みんながそれぞれ己の頑張ってるアピールをしてくれるのをフォロー入れつつ愛を持って茶化しつつ、じっと聞いてるレオくん…さらに「みんなを見てほしい」と言ってくれる懐の深さに、ああ…この人は嫌味なくこういう事を言えるし、その分自分は自分でやることを全部クリアにやってから、他のみんなを活かす事を考えてるのか…て思うともう、脱帽です。
長々と書きましたが、今回は奮発してあと一回、遠征予定のため…次に見る時進化していることを!楽しみにしています!
9/3まで、毎週火曜日、木曜日、土曜日の隔日上演ですが、よかったら是非熱い夏の思い出に…!最後の楽園に旅立ってきてくださいませ!