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歌劇(ヅカ.OSK)オタでジャニオタでアニオタの独り言。スタジオライフ、2.5次元も嗜みます。主観で好きなことを好きなだけ書いてます。

【観劇】雪組ファントム千秋楽 ライブビューイング【宝塚】

ファントムの東京公演ライビュに行って参りました。
すごいですよね、東日本だけざっと確認しただけなんですが、ほぼ完売。
追加分も完売かな?なんでだろう、ファントムという作品への期待度と、主演コンビの歌唱力への絶対的な信頼感かな。


今まで何度もファントムは見ましたが、確かにトップコンビの歌唱力という一点に集中すれば過去最高だったかと思います。
だいもんも、力いっぱいやっていたしね。
思ったより良かったのが、彩風氏。ちゃんと老けた演技ができていて、意外と幅が広いんだと感心しました。やっぱりだてに二番手じゃない。
ナギショ氏も劇中の歌はすごい良くて、うまくなったなと思ったのにフィナーレがなんか苦しそうでキー合わせてもらえなかったのか、そう歌えと指示があったのかは謎ですがちょっと・・・うん・・・。

 


とまあ、色々見てふむふむと思ってましたが、何度も見た結果、個人としては「ヅカ版ファントムがそんなに好きじゃない」という結論に至りました。
もちろん、いい作品だと思うし、楽曲は綺麗で素敵だなと思います。
でも、最後のシーンである解釈が思い浮かんでしまって。
結局、エリックは父親であるキャリエールにあなたの手で終わらせて(殺して)と言うじゃないですか。
それって、自分が生まれるきっかけになった父親に、母を捨てた父親に、息子殺し、ひと殺しの罪を着せて復讐したのでは?という。
意識的ではなく、無意識かもしれないですが、どっちにしてもエグい。
そして父親側にたてば、己の手で終わらせてやったという自己満足というか、自己完結。
果たしてこれが「感動する」のか、泣ける芝居なのか?というのがちょっと疑問。


個人的には、原作のファントムって「母にも愛してもらえず疎まれたエリックに、クリスティーヌだけはキスしてくれた」というのが最後、エリックの支えになって生きていくという終わりだったはずなんですが、私はそっちのほうが切なくても希望があって、感動できました。
スタジオライフでも原作に割と忠実にファントムをやっていたことがあって、それを観たらぼろぼろ泣いたんですよね。
多分そっちが好みでしょうがなかったので、ヅカファントムを見てあまり響かなくなってしまったのかな、と思います。

 

 


ところで話は変わりますが、贔屓の会から東京公演は基本友人お断りですみたいなひどいメールが来て、もう宝塚ってFC入っててもチケット取れないんだ、と憤慨しかけました。
ま、友人分だからしゃーないといえばしゃーないんですけど、なんかここ数年東京のチケ難率すごい上がってますよね?
もうチケット取れないならライビュでいいやって思う私みたいな人が増えそうです。
まあライビュで取りこぼしなく見せればそれでいいかというやつなのかな。
当分、劇場が遠のきそうです。