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歌劇(ヅカ.OSK)オタでジャニオタでアニオタの独り言。スタジオライフ、2.5次元も嗜みます。主観で好きなことを好きなだけ書いてます。

【OSK日本歌劇団】夢中になるワケ【ヅカネタ】

最近ヅカ<<<OSKになりつつある私の思考ですが、実はOSKは2016年夏のおどりから見ていたし、なんなら解散公演だってテレビで見ていたんで、今更なぜハマった・・・?という疑問が私の中にもありまして。


もちろん、年月を経て経済的余裕や感覚的な変化ももちろんあったと思うのですが、それにしたって今年のハマりっぷりは類をみないアレです。
暇を持て余しているわけではないですが笑、ちょっと何が響いたのか考えてみました。


結果、やはり舞台にかける意気込みとか、心意気の違いなのでは、と思ったり。
もちろん、ヅカとOSK、どちらも舞台に命を懸けて、一生懸命務めていると思います。
至高の芸だと思いますし、どちらにもいいところがある。
でも、やっぱりヅカは、ある種その地位を確立してしまっているわけです。顧客満足度ナンバーワンなんてのにもなってるし、観客数は増えるし、公演回数もすごく増えている。生徒は毎年50名入団していくし、平均して40数名の組が5つある、すごい人数ですね。
そんな中で、意識的に思ってはいないでしょうけど、宝塚歌劇のブランドに甘えている、頼っている部分があるのではないか?と思うのです。
正直、お客さんが入らなくなるというのは考えづらいし、経営が上手くいかなくなるとか、それが原因で劇団がなくなるとか、そういうのはおそらくないでしょう、ないだろうと、多分みんな思ってます。客も、劇団員も、演出家も。もちろん何かにつけて、伝統を守っていかなければとか、先輩たちが築き上げた云々をというのは聞くのですが、なんとなく、弱いのです。思いの強さが、劇団の人たち全員で同じというわけにはいかないだろうし、同じじゃないからこそ面白いこともある。

だからそこを別に避難するつもりはないし、そういう位置にいる人たちのある種特権的な物だと思っています。


で、OSKって、一度解散、消滅危機があったからこそ「これが当たり前じゃない」という思いが強いな、と思うんです。
現トップスターの桐生さんが事あるごとに口にされていて、下級生にも伝えていると言っているのが「見に来てくれたお客様はいろんな事情を抱えていると思うけれど、それでもこの数時間をOSKに使って頂いている、だから最高のパフォーマンスをお見せしなくては」という事、ざっくりなので、一言一句そのままではないですが、桐生さんの舞台にかける想いとか信念とかそういうものをひしひしと感じました。


ブロードウェイでも、客入りが悪ければ即公演中断で引き上げる、というのは今でもやってるかと思いますが、それとちょっと似ていて、OSKの場合はこの公演の入りが悪いと次はない、というのが顕著だと思います。公演を続けていくためにはやはりある一定程度の観客動員が必要で、それがある水準を下回ったら次回はない、という可能性が濃厚なわけです。
それを念頭に置きつつ、少数精鋭、この間初舞台の一年生まで全員が舞台でしっかり役割を振り分けられている状態。桐生さんも勿論ハッパをかけるでしょうが、皆が「ここでベストを尽くさないと!」と必死になって舞台を務めているように見受けられます。


私は単純に、それがとても心地良い。


もちろん、どちらの劇団にもらしさはあるし、ヅカの曲とか作品OSKでやったらどうかなーとか、OSKのこのダンスをヅカで見たい!とかもあるので、優劣をつけたいわけではないんですが、なんとなーく長くヅカを見続け、変化してきた今を思うと、どっちかって言ったら今はOSKのほうが面白いなって思う自分がいるんだな、と思った次第です。

 

 


下世話な話をすると、ヅカは圧倒的なカネノチカラで殴ってくる(衣装、セット、照明、オケetc)印象なんですよね。馬子にも衣裳といいますけど、技術的にん?て感じでも、豪華な衣裳着て照明あててもらってキラキラの台に載ってせりあがってくれば、なんだかすごい!てなるんですよ。あと最近わかったけど、ズコボエ観賞の楽しみ方もあるようで、ポジティブすぎてすごくいいと思ってます笑
OSKはカネノチカラが使えないけど、とにかく衣装はラインが綺麗だし、シンプルで身体の動きが映えるものが多いなという印象。
芝居の衣装はたまに、へ?!っての出してきたりするけど、それはそれでトンチキ楽しい。
ぜったい絶対に総合技術点はOSKのが高いんだもの・・・舞台にかける心意気が違うとしか思えないって・・・。


ま、そんなわけで、引き続きOSKを楽しみに頑張ります。わくわく。