【観劇】花組 ポーの一族【宝塚】
宝塚で見てから、はや二ヶ月。
東京にて、再びのポー。
演出的な大幅な変更はなく、コーラスその他がレベルアップしていて個人的にはうれしい。
一緒に見に行った方は「漫画だと淡々と、それが当たり前のように思って読んでいたけど、バンパネラの哀しみとか孤独が劇的に描かれてちてそこが新鮮、原作の読み方を見つめ直す機会になった」とのことでした。
ちなみにフィナーレも衣装振り付けその他気に入ったみたいです!やったね!
私は、元々吸血鬼ものが大好き!なので、いろんな観点から描かれた吸血鬼を知っているわけですが、特にポーの一族の主人公である、エドガーは若いまま吸血鬼になってしまったところがより悲劇性があり、周りと馴染んでいくことは決してないとちう孤独が本当にもう、切ないのですよね。
劇中で、メリーベルがアランから「君が大人になるまで待つから」と言われて「それは、無理よ」と苦しそうに言う、その言葉に込められた時間の果てしなさに、切なく胸が締め付けられる、そんな感覚。
スタジオライフのドラキュラは、とても劇的かつ、ドラキュラ伯爵もひとつ最後成長というか、前進すると言うか、時が進むというか、そんな感じの終わり方でしたが、ポーの一族には終わりがないのもまた、不思議で切ないですよねぇ。